ライフ イズ ストレンジ. 映画でこのストーリー見ても多分盛り上がらないやろ, クロエ危なっかしいし情緒不安定だったから終始心配だった Copyright © 2016-2020 PS5NEWS All Rights Reserved. どう解釈すればいいか? 初代『ライフ イズ ストレンジ』の思い出と比べながら、『ライフ イズ ストレンジ 2』を遊んでいるあいだ戸惑っていた。, 初代は主人公マックスが過ごす高校時代の青春を、時を巻き戻すゲームメカニクスによって選択しなおす体験を作ったことで高い評価を得た。対して『ライフ イズ ストレンジ 2』はメキシコ系アメリカ人である兄弟がある事件をきっかけに超能力に目覚め、父親の故郷であるメキシコの街を目指すロードムービーなのだが、いくつかの問題を抱えている。, 『ライフ イズ ストレンジ 2』は初代と大きくゲームデザインが変わり、ポリティカルなテーマを押し出している。それは初代でもいくばくか見られたが、『ライフ イズ ストレンジ 2』では中心に据えられている。しかし戸惑うのは、そのテーマをシナリオやゲームプレイにうまく昇華しきれていないことだ。, いま世界で多くのビデオゲームが現実の人種、性自認、歴史に関わるストーリーを描いている。ポリティカルなテーマはストーリーゲームの最先端にあるテーマと言っていい。ビデオゲームがリアルな描写に伴い、現実をテーマすることが多くなったほか、いま世界に多様なアイデンティティを持つゲームクリエイターやプレイヤーが存在するため、考えなければならないテーマだからだ。, 『ライフ イズ ストレンジ 2』もそのひとつだ。しかしポリティカルなテーマを扱うということは、1か0かに割り切れないグラデーションの現実を考えさせることである。そしてグラデーションであることはビデオゲームと相性が悪い。ゲームプレイにはわかりやすい結果が求められるためだ。最先端のテーマを明快なゲームプレイと両立することは難しく、いまだ過渡期である。, 初代『ライフ イズ ストレンジ』が高校時代の青春がテーマのため、誰にでもわかりやすく解釈できた。それだけに『ライフ イズ ストレンジ 2』のストーリーは人種の背景を考えることが必至の上、ゲームプレイもテーマの大きさを捌き切れずにはっきりしなくなっている。, まず初代との大きな違いは、プレイヤー自身が自由に超能力を使う側ではないことだ。たとえるならプレイヤーはマックスではなくクロエ側として、超能力を持つ相手に対してどうやり取りするかに変わったようなものだ。, プレイヤーはメキシコ系アメリカ人の2世、ディアス兄弟の16歳の兄、ショーン・ディアスとして、ある事件によって超能力に目覚めた9歳の弟、ダニエル・ディアスとコミュニケーションを取ることが主なゲームプレイである。, ダニエルは手に触れずに物を操作する能力を持つが、感情的になれば物を破壊したり、吹き飛ばしたりする力を発揮する。プレイヤーは警察に終われながら、父の故郷を目指す旅の中で、ダニエルの力を抑えるように諫めるか、それとも発揮していくかを判断していく。超能力を使っていることが周りに知られれば、警察を呼ばれる可能性があるため、使いどころを考えることになる。, 主なゲームプレイは、マップ上に見つかるオブジェクトに対し、ダニエルとどう思うかを話し合ったり、ストーリーで重要な選択肢のときに超能力を使わせるか、それとも隠しておくべきかを選ぶジレンマである。, たとえば大事な人物が家具の下敷きになってしまったとき、超能力を使わせて助けるか、それとも隠しておき、直接助けるかを選択したり、または危険な状況に置かれたとき、破壊する力を使うかを選択する。その他にも信頼できそうな人物に超能力が使えることを打ち明けるかどうかを考えることで、その後の展開に影響がある。, ショーンは旅の中で、ダニエルに超能力に関する「ルール」などを話し合う。ここでプレイヤーは、ダニエルに対して「盗みはいけない」などの約束をし、以降のゲームプレイでも約束した本人が盗みをしないよう守るように務めることで、信頼関係を作っていくわけだ。もちろん違法な行為をどんどん行い、ダニエルに力を使わせる選択もできる。この選択の積み重ねがエンディングに関わってゆく。, またゲーム全体のリズムも、メキシコへ向かうロートムービーとなったことで、各地のロケーションを旅するゆったりとした展開となった。山や雪の積もる町、森の中のキャンプなど自然のなかを体験していく。, それは映画『イントゥ・ザ・ワイルド』やビートニク文学の『オン・ザ・ロード』に近い。社会のルールから離れた旅のなかで、自らのアイデンティティを探す物語に近づけようとしている。『ライフ イズ ストレンジ 2』ではゲーム的でわかりやすく、わざとらしい展開を極力避けている。, グラフィックも、今作では社会から離れた自然の中で暮らす人々を生かしている。初代のテイストを踏襲しつつ、今回はショーンとダニエルが自らのあり方を考えさせるように、広大な自然を感じさせるように構成されている。, 初代では時間を巻き戻すメカニクスや、重要な選択をさせることに合わせ、シナリオの展開やエピソードごとにどんでん返しもある作りだった。それはリズミカルで飽きさせない作りであったが、ゲーム的なわざとらしさが感じられた。そこで今作ではビデオゲームにおいて、自然な展開でどこまで少年の旅路を作り上げられるにチャレンジしている。, 日本語のローカライズも良好である。これまでのシリーズに違わず各登場人物の演技から、ショーンの日記をはじめとした細やかなテキストまで抜かりない。英語の喋り言葉を、自然な日本語に落とし込むクオリティは健在であり、違和感のないゲームプレイとなるだろう。とりわけショーンを演じた浜田洋平やダニエルを演じた松本沙羅のボイスは、深刻な展開を和らげる印象を作り上げており、遊びやすいムードを作っている。, このようにプレイヤー自身が超能力を使うのではなく、ダニエルに超能力を使わせるかどうかを判断していくデザインは、ポリティカルな意味では社会的に追い詰められたメキシコ系アメリカ人2世の状況を考えさせる意図が強い。まだ善悪の判断のつかない9歳の子供が、巨大な力を持ち、破壊する可能性を持つ設定は、アメリカ社会のマイノリティが反社会的な可能性を持つという、危うさのメタファーとして読むことも可能だろう。, 初代からのこうした変化は、やはり2016年の大統領選からトランプ政権が誕生して以降を強く反映している。『ライフ イズ ストレンジ 2』の舞台も2016年から2017年にかけてのアメリカであり、トランプ大統領が、当時の大統領選の公約にメキシコの不法移民対策のために国境の壁建設を掲げて以降の情勢を反映させている。, 事実、登場人物のひとりである白人男性のジャーナリスト・ブロディも「政治と切り離せるモノなんてないさ」と発言するように、本作は現実の政治状況を照らし合わせたストーリーを徹底している。プレイヤーはショーンたちのメキシコ系アメリカ人と言う出自を何度も考えさせられる体験のほか、数多くのポリティカルな問題に直面する。大麻合法化、カルト宗教、LGBTQ+の人々などなど、近年取り沙汰されたテーマが見受けられる。, 主人公ショーンは、まさしくマイノリティの危うさを客観的に見つめる立場でもある。プレイヤーはダニエルの超能力に対して「ルール」どおり抑えるか、または発揮させるかを選ぶことで、社会的に追いやられるメキシコ系アメリカ人2世をルールに従うおとなしい存在か、か、感情を爆発させる存在なのか解釈していくともいえる。, 同時に「ルール」にまつわる選択は、ショーンやダニエル自身がアメリカ人なのか、それともメキシコ人なのかのアイデンティティを決めることにも繋がる。本作のテーマはトランプ政権後、移民排斥の流れによって非白人層が「アメリカ人か、そうでないのか」を問われる状況を描いているといえる。メキシコ系アメリカ人2世であるショーンたちは、メキシコの血を引きながらメキシコ移民である父親の故郷を知らず、アメリカしか知らないのである。, プレイヤーの「ルール」に関する選択は、最終的に彼らのアイデンティティをアメリカか、メキシコに置くかにも繋がっている。つまりロードムービーやビートニク文学のような、社会から離れてアイデンティティを見つけていく旅路を、『ライフ イズ ストレンジ 2』では国籍的なルーツにも関係させようとしている。, 日本人である筆者は当事者ではないのもあり、やはりルールを守る選択肢を選びがちだった。これが他の国籍や人種のプレイヤーであれば、解釈は大きく分かれただろう。, だが淡泊なゲームプレイになったのは否めない。事実上プレイヤーができることは、選択肢を選ぶことだけだからだ。モラルを問われる選択のジレンマはTelltale Gamesの「The Walking Dead」シリーズから、近年のポリティカルなテーマも含んだ『デトロイト ビカム ヒューマン』まで過去5年のあいだにやり尽くされており、新しさがあるとはいいがたい。, そもそも初代『ライフ イズ ストレンジ』が時を巻き戻すメカニクスによって、アドベンチャーゲームに新味を出していたことを考えると、選択に注力した『ライフ イズ ストレンジ 2』はメインストーリーに集中しすぎで、ゲームデザインがおろそかになっている思える。, さらにメインストーリーにいくつかの欠陥が見られることが問題である。ポリティカルなメインストーリーが与えられる選択肢に緊張感を与えているかと言うと、そうは思えない。ダニエルの超能力を使うか諫めるかがポイントなのだが、全体を通してその選択のジレンマに集中仕切れておらず、弛緩した印象を与えるからだ。, 原因には、重要な選択肢ではダニエルの超能力だけではなく、ショーン自身の行動を選ぶことが多いこともある。たとえば店先で食事中、高圧的な白人男性に盗んだものじゃないかと絡まれたとき、話し合うか攻撃的にふるまうかの選択がある。このようにダニエルが関わらない選択も多いうえ「そもそも超能力の設定は無くても本作は成立するのではないか?」と感じる展開も多い。実際にダニエルがあまり登場しないエピソードもあるため、「超能力をどう取り扱うかが、メキシコ系アメリカ人2世の危うさをどう解釈するかに繋げる」というメインテーマから外れてしまったように思える。, もうひとつは、先に上げたようなポリティカルな問題を詰め込みすぎたことだ。家族問題やLGBTQ+の問題、大麻問題からカルト宗教など、様々なトピックスが描かれるものの、残念ながら表面的な問題提起にしか感じられず、ショーンとダニエルのアイデンティティに関わる問題以外はほとんど付けたしにしかなっていない。, そこへゆっくりしたゲームのリズムや、展開に波のないシナリオが加わってくるため、ゲームプレイ全体のリズムは退屈にも感じられる。ロードムービーやビートニク文学に近づけた旅路も徹底できているとは言えない。ゲーム的なわざとらしい展開も避け切れているとは言えず、あからさまに悲劇的な状況で選択肢を選ばせるような展開もあるうえ、伏線もあまりなく突然重要人物と出会うような唐突なシナリオもあり、冷めてしまう。, 以上の理由から、映画や文学に近づけ、いわゆるゲーム的な展開を避けたメインストーリーは、結局わざとらしさから逃れ切れていない。スローペースで展開にうねりが少なく、中盤から後半にかけて失望が大きい。とはいえ国境に近づくクライマックスでは、シナリオもショーンとダニエルの出自に集中し、本作の軸だろう「追いやられたマイノリティが力を爆発させるか否か」を選ばせる緊張感に満ちたものになっている。これを全編に渡り、持続できなかったことは残念だった。, ビデオゲームにおいてポリティカルなテーマは、現実のポリティカルな問題に明快な答えが出ないことと同様に、はっきりとした答えは出にくい。確かなのは1か0に割り切れないグラデーションを受け入れることである。しかし『ライフ イズ ストレンジ 2』はここまでに挙げた問題によって、グラデーションを受け入れることをきれいに体験できるようになっていない。, 前作に比べ、よりポリティカルなテーマを押し出したゲームデザイン。プレイヤーは兄ショーンとして、善悪の判断もつかない子供であるダニエルの超能力に対し、ルールを守る選択肢を選ぶかを考えさせる体験になった。しかし選択肢を選ぶことに注力した淡泊なゲームプレイであり、そもそも超能力という設定があまり機能しない展開もテーマの一貫性を削ぐ。さらにポリティカルなテーマも、メキシコ系アメリカ人2世の問題のみに絞り切れておらず、様々な問題も含めることで散漫な印象である。, 『ライフ イズ ストレンジ 2』クリエイターインタビュー:世界中の人々が直面する問題を描くには、社会にはびこる差別や弾圧との戦いを表現することが重要, 『オーサム・アドベンチャーズ・オブ・キャプテン・スピリット』が2月6日に無料配信決定!『ライフ イズ ストレンジ 2』の前日譚にあたる作品, 『ライフ イズ ストレンジ 2』主人公2人の情報が公開!超能力に目覚めた弟を連れ、兄はアメリカ縦断の旅に出る.

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